「神楽学園記」の事件が解決してしばらくたったある日のこと。

学園の休み期間を利用して、以前担当していた仕事の土地に戻っていた

いぶき、なずなから便りが届きます。曰く、

いぶき「温泉地におるんやけど、遊びにこーへんかー?」

聞けば、その土地「大賀温泉郷」は風光明媚な観光名所らしい。

旅費と滞在費は持つから、すぐおいで言う。

小春「温泉ですかっ!?」

考太「うおお、混浴!!」

無邪気な喜びと、邪(よこしま)な喜びにひたる二人は旅支度にいそしむ。

その地で、困難な仕事の手伝いをさせられるとは夢にも知らずに…。

月夜

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